チャプター7!

何と! ここにに来て「ビッグ3はチャプター11でなく
チャプター7となる」という論調がアメリカで出てきた。チャプター7とは会社再生でなく『会社清算』。つまり会社を解体して資産は基本的に売却換金。債権者に分配するというもの。取材してみると冷静な判断だと思える点も少なからずある。

チャプター11適用後も飛び続けているノースウエスト航空の場合、乗務員の高い給料や顧客サービスのコストをカットすれば経営を続けられる。比較的単純な業務なのでインフラさえ整っていれば黒字転換しやすい。自動車部品のデルファイだって、オーダーのあった部品を作ればいいのだから容易。オーダーは途切れないし。

しかし自動車となるとそうもいかないだろう。GMのレーバーコスト(給料)を低くしたら赤字はなくなるのか? 今やそんな甘くない。世界一健全なトヨタやホンダでさえ大きな赤字(下半期)を出してしまっている。GMやクライスラーをチャプター11で再生したって数ヶ月程度しか持たないだろうという声が出てきて当然だ。

まとめる
と「日本車並みのレーバーコストにしたらクルマの売れ行きが回復するということではない。チャプター11とすれば未曾有の規模となりうそうな未払い金の他、毎月巨額の赤字を少なくとも1年以上に渡って出し続けることは必至。だったら全て換金してしまえ」。以上がアメリカで出てきた「チャプター7適用論」
の根拠である。

ただ景気低迷は未来永劫続くワケじゃない。短ければ1年。長くても2年すればクルマの売れ行きも戻ってくるだろう。アメリカ国民や議会がどう判断するか解らないけれど、チャプター11が適当だと私は考えます。

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