プリウスとインサイト

最近一般メディアの方から「プリウスとインサイトの違い」について質問される。皆さん事前に調べているらしく、おしなべて「プリウスは電気とエンジン半分ずつで走るため、ほぼエンジンで走るインサイトより燃費が良い」と理解しているようだ。

これ、トヨタが訴求した「マイルドハイブリッド君」の一面を捉えたものだと思う。こういった質問に対し、私は「どちらもエネルギー源はガソリンです。プリウスも外部から電力を供給してもらっているのではありません」と答える。すると皆さん「確かにそうですね」。

プリウスとインサイトの大きな違いは、エネルギーのリサイクル率にあると考えていい。プリウスの方がより多くのエネルギーを回収している。しかもエンジン自体の熱効率や、車体を走らせる時に発生する抵抗もプリウスの方が小さい。つまり全ての点で効率が良いワケ。

ホンダには「4輪のDNAと2輪のDNAがある」と言われる。お山の頂点に居る2輪のDNAでクルマ作りをしたら、少し本気になれば勝てると考えてしまうのだろう。ちなみに初代フィットや初代シビックなどは4輪のDNA(頑張らないと勝てない)で作ったクルマです。

インサイトの開発チームは熱効率で負けているという概念を持つことが大切だと思う(負けていると認識していないように感じます)。おそらく4輪のDNAで作られたフィットのハイブリッドはひと味違うクルマに仕上がるんじゃなかろうか。もちろんインサイトも改良次第です。

さて。マツダが変化し始めた。日記で「」と書いたけれど、最近クルマの開発のTOPである金井さん(専務執行役員)のコメントを見ると、突如アグレッシブになっている。ハイブリッドを2010年の早い時期に出すと言い始めたのも金井さんなのだとか。

変化しなければ生き残れない。しかも単に変化すればいいというのでなく、正しい方向を読まなければならぬ。今や企業にとって変化が最低必要条件。加えて「時代感」が要求されるということです。石頭の指導者は、そもそも変化できない。強かった恐竜の最後はあっけなかったらしい。

それでも日本の将来は明るいと思ってます。苦しい時でも、先が見えれば人も企業も頑張れる。

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2 Responses to “プリウスとインサイト”

  1. Ito より:

    プリウスの回生ブレーキの回生率はおそらく50%くらいだと思います。インホイールモーターみたいなものならうまくやって70%以上回生することも可能ですが、プリウスは遊星ギヤが抵抗になるため、そこまでは不可能でしょう。
    インサイトはどのくらいかわかりませんが、バルブ閉じるとはいえエンジンを引きずるので回生効率はどうしても上げにくいのでしょうね。
    モーターは大は小を兼ねるの原理が通用します。小さなパワーでも出力の大きなモーターで出した方が効率がいいというのが定石です。回生に関しても同じことが言えます。ここら辺の影響もあるのでしょう。
    燃費がよくなる原理自体は一緒で、エンジンの低効率領域を使わないようにするというものですから、トヨタのイラスト説明にはその本質が欠けています。マスコミや雑誌など見ても、なぜ燃費がいいかの質問に明確に答えられているものは少ないです。
    もしホンダのハイブリッドでモーターを大きくして、電池も増やせれば、かなり差は縮まると思いますよ。あと、エンジンとモーターが切り離せる日産方式は要注目でしょうね。
    とくに大型になればなるほど、そちらの優位性が高まるはずです。
    ただ、トヨタ式の最大の優位点は効率などではなく、ミッションが要らないことです。安くつくってナンボの世界ですから、エンジン並みに開発費もかかってくるミッションを省けることはものすごく意味があることです。

  2. HT より:

    自動車その物やメーカーが大きく変わろうとしている、まさにその瞬間に居合わせることが出来て私はとても幸せです。
    EVだってバッテリーのメドさえ付けば爆発的に普及するかもしれません。
    しかしエコの波でこれから先、間違いなく少なくなっていく車と言えば、きっとガソリンエンジンのマニュアル車でしょう。10年後ぐらいにはアイドリングの音が懐かしいなんて事になっているかもしれません。電気自動車へのシフトは、いったん発生するとかなり急激に進ものと思います。
    マツダや日産など、ハイブリッドを持ってないメーカーが必死になって変わっていこうとしているのは、CMからも十分に伝わってきます。(特にマツダ)

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