台風の塩害で火災多数発生! クルマは大丈夫か?

台風などによって巻き上げられた海水が内陸部へ飛んで電気関係のトラブルを引き起こす『塩害』は、電気設備をやっている人なら誰でも知っていることだろう。あまり知られていないことながら「水」って電気を通さない。もう少し詳しく書くと純水である『H2O』は完全な絶縁体です。雨などの場合、不純物が含まれているため少し通すものの、基本的には通電しない。

一方、小学校の理科実験でもやる通り、塩水にプラスとマイナスの電極を入れ電気を通すと、電球が点く。海水は通電します。ということで、海に近い場所の電気設備についちゃコストアップや手間仕事になっても塩害仕様になっている(一般的に海岸から2km)。海のシブキをいつも浴びる海沿いを走ってる江ノ電が全く平気なのは厳重な塩害仕様を採用してるためです。

けれど今回の台風は相当内陸まで海水を飛ばした。塩害仕様じゃ無い電気設備にとっちゃ非常に厳しい状況だったことだろう。台風の後に雨でも降れば塩分も流れたと思うけれど、基本的に爆風のみ。本来なら絶縁していなければならない場所に鮎の塩焼きのような塩の結晶残ったら深刻。弱い雨や湿度増すと、ギリギリ絶えていた状態からギブアップしてショートします。

同じような状況でクルマが燃えることもある。ハイブリッド車や電気自動車の走行用大電力バッテリーについていえば、ショートした瞬間にブレーカー落ちてシャットダウンする。けれど普通の12Vバッテリーについてはそういった機能無し。とは言え通電しやすい海水につけるという試験は行っており、単に水没しただけでショートして火事になるようなことは無い。

けれど台風21号の際、埠頭でクルマの火事があった。原因は不明ながら、流された時の衝撃でボンネットや車体の側面に搭載されているバッテリーの端子に何か通電するモノが当たり、ショートした可能性ある。また、海水がエンジンルームまで達したクルマは電気系統の腐食に注意しなければならない。ただこれも融雪剤(通電)により出火したケースは”ほぼ”聞かない。

自動車メーカーも相当ハードな塩水路試験を行っている。普通に使ってる限り、塩害による火事は起きないと考えます。唯一の例外は前述の通り海水に半没したケース。これは基本的にエンジンを掛けないことを進めたい。もし走ったのなら、可及的速やかにディーラーへ行き、チェックを受けて欲しいです。

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