御注意! 乗り心地の悪いサスペンションは歩行者を認識しにくくなります!

以前、TEINと一緒に「車高を変えたら自動ブレーキは効かなくなるか?」という試験を行った。というのもディーラーの多くが「車高変えたら自動ブレーキの稼働を保証出来ません」と言っている。ノーマルサスペンションで乗るしかなくなってしまうワケ。クルマを道具として割り切れるならノーマルでも良いけれど、やはり自分の好みに合わせモディファイしたいところ。

試験の結果「極端な車高にしなければ大丈夫」ということになったのだけれど、どうやら自動車メーカーで自動ブレーキを担当している方々もこの記事を見ていたようだ。記事掲載後、複数のメーカーの技術者から感想を頂いた。皆さん口を揃えて「話題になりましたよ~」。さらにどこのメーカーも「車高変えた後、しばらく走って学習しなければ突っ込むよね」。

技術者に聞いてみたら「ステーションワゴンの最後部に重い荷物積んで前上がりの姿勢になると、ノーマルサスペンションでも走り出した直後は自動ブレーキが効かないことがあります」。実際に車高の変化は自動ブレーキに影響を与えると言うことなんだろう。続けて「ただ前後の車高が同じで、標準から30mmくらいのプラスマイナスなら普通に稼働すると思います」。

そもそも自動ブレーキが学習制御しているなんて全く知りませんでしたね~。どこにも書いてないし。私もたまたま試験して気付いたこと。じゃなんでディーラーは車高変えたら効かなくなると言うのか? これまた異口同音「極端な車高までは試験も行っていないし、逆に何ミリまでならOKですよ、というのも微妙ですから」。車検通る車高なら問題無いと考えていい。

しかし! 注意して欲しいのは硬さ。動きが渋くてガタガタするとカメラに残像残り解像度も大幅に落ちるそうな。単に硬いだけのデキの悪いサスペンションだと最悪、車両だけなら何とかなっても歩行者は相当厳しいという。ノーマルのサスペンションでも歩行者の確認ってけっこうギリギリの性能なんだとか。今後、自動ブレーキは対歩行者に対する性能を向上させていく。

そんな中、硬い乗り心地のサスペンションに交換すると、相当厳しくなると考えていい。歩行者に対する自動ブレーキ付きのクルマを購入したら、乗り心地は絶対悪化させないようにすべきだ。今回の記事が歩行者用自動ブレーキとサスペンション交換に対する最初の情報になると思う。まだ解っていないことも多いため、今後新しい情報入り次第、お伝えしたい。

現時点で間違いなく大丈夫と言えるのはネオチューン。どんな車種でも乗り心地良くなるため、むしろ認識能力は標準より改善すると思う。TEINの試験で使った車高調も乗り心地の悪いノーマル車よりマイルドなので心配無し。走り始めたら上手揺さぶられているような足回りのクルマは少しばかり不安です。

 

<おすすめ記事>

コメントは受け付けていません。

このページの先頭へ