日産リーフ(EV) 電気自動車です

日産の量販EV「リーフ」がついに公表された。ある程度予想していたけれど、見た途端「カッコワル!」。グリルレスのメリットを全く活かしきれていないし(充電口カバーの切り方も妙なアクセントになってしまっている)、リアはルノーの顔色をうかがったのか? 全体的にフランス車風なのだ。

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EVらしさは全く感じない

ボディサイズは全長4445mm×全幅1770mm×全高1550mm。ホイールベース2700mmで、先日紹介した通りプリウスとほぼ同じ。というかエクステリアを除けば、今までの情報のままだと考えていい。価格も改めて「車体価格をCセグメントと同等とし、バッテリーはガソリン代より安い価格でリースします」。

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リアの出っ張り分がルノー的で超カッコ悪く、しかもムダ

ゴーンさんや日産のアピールを聞いたり見たりして一番の「う〜ん!」なのが、ゼロエミッションを強く強く打ち出し、さらに「脱石油社会!」を宣言している点。これ、聞く立場によっちゃ相当カチンと来るんじゃなかろうか。なんせ現時点で「ゼロエミッション」なのか微妙。電気、どんなエネルギーで作っているのか?

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微妙な評価になりそうなリアビュー

PRビデオにも多数の若者を出し「環境にやさしい」と言わせているが、クリーンエネルギーでEVを走らせようとするなら、太陽光や水力、風力発電とセットじゃなくちゃ。脱石油に関しても、ガソリン車のクラスだけ「脱」してもしょうがない。そもそも「脱石油」など原理主義の「スローガン」みたいなもの。

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2代目プリウスっぽいですね

石油で食べている陣営だって強大なチカラ持っている。エネルギー問題はもっと奥行きあるのだ。「ゼロエミッションのEVで脱石油!」なんてキレイ事です。加えてガソリン諸税だって「払わない」という前提でスタートしているのだから(ちなみに排気量で区分される自動車税は馬力課税にするのか?)。

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石油陣営を悪者に仕立てず、「貴重な石油を長く使うための技術です」くらい言っておけばいいのに。ちなみに「ウェルtoホイール」(原油井戸から駆動輪まで熱効率=二酸化炭素排出量)は今のところ火力発電で走らせるEVよりハイブリッドの方が有利。エミッション(大気汚染物質)も『P-ZEV』なら火力発電所と同等。

ただ「石油を使わなくていい!」というゴーンさんの夢が、大きな突破力になっているのも事実。初代プリウスのような意気込みを感じます。もし本当にCセグメントのガソリン車と同等のイニシャル&ランニングコストを実現出来たなら、世界的に大成功となるんじゃなかろうか。私だってスタイルは見ないことにして乗りたい。

クルマのしています。

   

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11 Responses to “日産リーフ(EV) 電気自動車です”

  1. Ito より:

    デザインがメガーヌっぽくて好みが分かれる気はしますが、プリウス並にアイデンティティがあってよいと思います。プリウスもカッコ良いとは思いませんが、なんだか嫌いにもならない要素があります。これも同じような要素がある気がします。
    24kWh電池の割りに160kmしか走らなくて、性能悪いみたいな噂が私の周りでは広がっていたのですが、公表値はLA4モードでの電費でした。
    私が計算した(とは言いましてもモータの性能を予測して運動方程式を立てただけですが・・)結果によると、10・15モードだと190〜220km、100km/h定速で190km前後、60km/h定速で340km前後の航続距離になります。無責任ですが、ほとんど予測は外れないはずです。
    EVは走行条件による電費の理論値との乖離はガソリン車に比べれば少ないですから、エアコンなどを使わない限りはけっこういい線いくはずです。しかし、エアコンの影響がドカンと来ちゃいますから、実電費はやはりモード電費の7がけになってしまうでしょうね。
    それでもiMiEVの10・15モード値に近いですから、iMiEVの立場が怪しくなっている気がします。
    個人的には、10・15で300kmは実現して、200kmくらいは安心して走れる性能がほしかったですね・・・
    エネルギー密度が150Wh/kg以上の電池が既に発表されていますから、それが普通に使えるようになれば、35kWh積んでも電池重量は233kgにしかなりませんから、電費を犠牲にすることもなくなります。
    EVは「電池運搬車」とか言われてましたが、その異名は消えてなくなりそうです。

  2. 那須与一 より:

    ついに出ましたね!見た瞬間の正直な気持ちです。
    「現実的だ!来年には走るんだ」と久々にワクワクしました。
    私は田舎なのでガソリンスタンドに行くのも実は面倒。
    通勤のみなら絶対EV。
    ガソリン車と同じようにエアコン使って100㎞走るなら小旅行も可能。
    ⅰミーブもそうですが、あとは値段ですね。
    いくら魅力的でも、補助金も含めても200万代で欲しいですね。

  3. 北森 より:

    レクサスのHS250hより高級そうな感じなんですけど。
    これが来年、世界で5万台も走るのかと思うと
    うれしい反面、怖い気もします。
    なんにせよデカイ。
    やっぱりEVの大きさの上限は
    国沢さんの言うとおりBセグメントまででしょうか。

  4. 坂口武治 より:

    スタイルはやっぱりルノー風か。前部はいいとして、後部はなぜ「かぼちゃの馬車」風? おとぎ話にでてきそうで、昔っぽい。近未来風を期待していたのだが。
    同じフランス風味でも、プジョー風が分かりやすい。まっ、日本では売れなくてもよいのでしょうが。

  5. HT より:

    ワクワクしますね!
    乗ってみたいな!
    どうしてだろう、既にIーMIEVが販売されているのにこの期待感。
    三菱さんには失礼だけど専用デザインっていうのが大きいのかな・・・、と思っています。
    前面の開口部が少ないのも新鮮ですね。ひょっとして未来ではエンジン車とEVは開口部の大きさで見分けが付く、みたいな事になっていたりして。

  6. 那須与一 より:

    HTさま。はじめまして(国沢さん掲示板連絡で申し訳ないです)
    >どうしてだろう、既にIーMIEVが販売されているのにこの期待感。
    そうなんですよ!私もズバリ、瞬間の印象を自分自身で観察していました。
    ティーザー写真では「な〜んだティーダ?ただの普通車?iミーブの方が個性的だな」だったんですが、発表された写真を見て、
    「この大きいクルマが全部電気で走るんだ。」そうこの期待感、ワクワク感、数年後に公道に何台も走っている未来感!
    iミーブはⅰを含めると5年以上でいいかげん飽きたのかもしれませんが、コムス、チョロQ、MC-1、軽自動車EV=街乗り専用と信じ込んでいたのかもしれません。このボディとデザインで実質航続距離100㎞走れば十分です。
    プラグインがそろそろ発表されそうですが、同じデザインでEVで10㎞なら余り話題にならないかもしれません。
    トヨタだったらプラグインでも100㎞にしないと。
    あとは価格設定&プレス発表→発売タイミングは三菱の二の舞にならないでね!
    個人的に、一番下のグレードのリーフ=220万。ⅰミーブ170万が理想ですねえ。

  7. たかきゅ〜 より:

    見た目が普通っぽい感じですね。
    プリウスは誰が見てもプリウスですがこちらは・・・。
    奇抜にしろとは言いませんがもっとエンジンがないんですよ的な、未来志向のデザインでも良かったと思うのですが・・・。

  8. waka より:

    >「ウェルtoホイール」(原油井戸から駆動輪まで熱効率=二酸化炭素排出量)は今のところ火力発電で走らせるEVよりハイブリッドの方が有利。
    ってのは、今、結構、意見が別れるところなんですよねぇ。
    例えば、ハイブリッドを有利に語りたい人は火力発電所の効率を古いので計算したり、WtoWと言いつつも石油輸送時のタンカーとか製油所からスタンドまでのタンクローリーを実は計算に入れてなかったり…
    あるいはEV有利に語りたい人は同じく送電ロスや変電ロスを甘く見ていたり、HV車より小さい車であることの補正が無かったり、市販車と実験車を比較していたり…
    トヨタが出してくる資料と三菱が出してくる資料とで数値もバラバラですし、じゃあってんで、JHFCあたりが出してる資料見ても、また違うこと書いていたり…。
    国沢先生、コレっていう資料があったら、教えて下さいませm(_ _)m
    とはいえ、そもそも日本においては深夜電力だったら、ほぼ100%原子力なわけですし…。
    まぁ、原子力の善し悪しはまた別の所にあるんですが(^_^ゞ
    でも、まぁ、仰せの通りでっかい夢だから細かいところは気にせずに、とりあえず拍手でいいんじゃないでしょうか;;;

  9. しげ より:

    コメント内返信です。
    >>wakaさん | 2009年8月 3日 (月) 16時32分
    >国沢先生、コレっていう資料があったら
    8/2にコメント欄で紹介させていただきましたが、
    NEDOで公開されている資料が好適だと思います。

    [PDF] 平成 19 年度 新エネルギー・産業技術総合開発機構 委託業務成果報告書

    前半は家庭用燃料電池についてですが、後半は環境車といわれるFCV、PHV、EVと既存ガソリン車のライフサイクル比較評価となっています。算出方法は素材採掘、部品製造、メンテナンス部品交換、走行燃料調達、燃料消費、廃棄、リサイクル、国内電力発電のモデル差による環境負荷まで考慮した環境コストを網羅して計算して有ります。
    車の使い方(走行パターンや充電時間)によって人の最適なエコカーは変わりますが、最大数の個人にとって最適なエコカーがPHVなのは外れては無いと思います。EVは環境負荷が低く、効率が良いリチウムバッテリーのリサイクルが確立され、深夜充電で運用するとPHVに順ずるかベストな選択になるかと思います。ちなみに僕はこの資料を見て最強のエコカー。ロードレーサーとガソリン車を運用した生活を組み合わせましたが。
    以上の資料を見ると、日産の言う、「乗るだけで空気が綺麗になる葉っぱをイメージして名づけました。」なんぞ偽善の塊だと思います。
    実需に見合った車選び、過度に車に頼らない生活リズムの改善なければ、エコカーの普及の意味は泡沫の可能性も十分あるのに。ですから、「乗るだけ買うだけでエコ」のようなメーカーの宣伝は、違和感がありまくりですし、自動車雑誌でもそこまで追求した文章は見かけないですね。
    あと日産のデザインは、葉っぱと名乗りながら、見た目が両生類のようです。ゴーンさんが革新的なデザインと事前に評価していたので、まったく期待していなかった通りの結果でした。
    スペックに関しても、日本の平均搭乗人数は1.4人なのにフル乗車5人の機会がどこまであるのか。日産EVをCセグメント仕様にして重量増やし、電費悪化分をバッテリー増加で補うコンセプトも如何なものかと。バッテリー製造、廃棄の環境負荷を取り戻すには、相当ヘビーユースしないと無理ですよ。これじゃ。このサイズはバッテリーリサイクル技術の確立と、エネルギー密度を高め軽量な次世代バッテリーが無いとエコとして成り立たないジャンルでは。
    とりあえず僕はパスです。

  10. おはぎ より:

    何ですか、このデザイン。まるでゴーン氏が「金のかからないデザインで作れ!」と社内でハッパをかけて開発したのが透けて見えるようです。あ、だから「リーフ」なのか。
     失礼しました。日本とアメリカで売っていない新型ルノー・メガーヌのボディでEVで作った方が遥かに魅力的です。

  11. こば より:

    走行中に風力発電ってのはダメですかね?
    航続距離も伸びると思いますし、EVにはとてもいいかと。
    特許のほう出てるかなと思って調べてみたところいくつかあるようです。
    これなら少ない投資で開発できるのではないか?と思います。
    [特許検索結果一覧]

www.baden-medservice.com

https://steroid-pharm.com/trenaver-enantat.html

https://all-diplomz.com

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