黒船来襲、だと思う。

政界に坂本龍馬が登場する環境など無いけれど、自動車業界なら大いにあり得る。例えばヨーロッパ市場。言うまでもなくディーゼルが必要。BMWの3シリーズなんか6種類のディーゼルをラインナップしているほど。日本勢は基本的に各車1タイプのみ。かといってディーゼルを増やそうとしても、販売台数少なく無理。

だったら日本勢がチームとなって、それぞれ得意な分野の技術を提供しあえば良い。最もリーズナブルに実用化できるのは、マツダのスカイアクティブDである。マツダのディーゼル、酸化触媒とDPFは必要ながら、最も高価なNOx触媒無しでユーロ6(日本のポスト新長期を含む)をクリア可能。優秀です。

でもマツダ1社だと使い切れない。せっかく低コストで生産できるエンジンなのに、台数
少なければ安くならないのだった。2リッター級エンジンを必要とするメーカーが全て採用することで大幅に安くなります。このコンセプトを延長していくと、
BMWのように幅広いエンジンラインナップを組めることだろう。

バッテリーも同じ。もはやバラバラに開発していたのでは、規模やコストで韓国や中国勢に勝てない。実際、半導体やPC、家電業界は坂本龍馬が現れなかったためナワバリ争いを止められず、結果的に勝負ついてしまった。電池メーカーだって乗り遅れたくないから、と頑張っているだけで、ホントは辛いと思う。


いうか現在1kWhあたり10万円以上するバッテリーが、すでに1kWhあたり3万円を下回っているLGケムに勝てると思えぬ。しかもLGケムは受注急増。10万円のメーカーの多くが採用の見通しも立っていない。これじゃ勝負にならぬコト明々白々。黒船来襲みたいな状況になってしまった。

自社技術にこだわる「熱いエンンジニア」も少なくないだろうけれど、汎用の技術をタイヤのような「部品」だと思えば良い。モチはモチ屋というヤツ。最低限、ディーゼルエンジンと変速機(ツインクラッチを含む)、バッテリー、モーター、インバーター、電子制御ブレーキ、電動エアコンのハードなど
は共通にすべき。

興味深いことに自動車のメーカーの幹部の中に坂本龍馬のファンが多数居ます(何人かは実際に坂本龍馬談義をしたことある)。こういった人が動いて”藩主”を説得すれば、チーム・ジャパンを結成できる可能性極めて大。実現したならバスケットボールのアメリカの如く、間違いなくドリームチームになる。

こう書くと「そんなことできっこない」と思うだろう。このあたりの事情も幕末の日本によく似ている。そいつを動かしたのが坂本龍馬だったりします。ビックリするほど強い日本を見せてやりたいぞ!

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7 Responses to “黒船来襲、だと思う。”

  1. ロス より:

    真にその通りですな。
    私も機会があるごとに、色々な所で言い続けているのですが、もう日本企業同士での足の引っ張り合いは止めませんか?と言うことです。
    どうしたら自国の利益になるかを、ちゃんと考えられる官僚、政治家がいる国とそうでない国との差が、ここに来て表面化してきたようです。
    例えばカメラ業界などは、ほぼ日本企業の独占市場なのにもかかわらず、利益の出にくい体質になっています。
    企業間の競争がなくなるとか、独占禁止法がどうとか言っている場合ではないような気するのですが。

  2. kanbutan より:

     正にドリームチームですな。実現させる方法ですか。これはもう御大の様な横から横へ動く事が可能なフリーのモータージャーナリストしかいないんじゃないですか? 現代に龍馬を蘇らせようと思うのでしたら。龍馬になる必要はありませんが、御大はもう既にその位の気持で動いているのではありませんか? 期待大ですよ。

  3. CVCC より:

    マツダのエンジンを…というのは抵抗あります(特にホンダはやらないでしょう)が、
    EVのバッテリーに関しては、日産以外の日本メーカーで大いにやっていくべきだと思います。
    ホンダにも、バッテリーのみに関しては他の日本メーカーと協力して欲しいです。
    なぜ日産以外かというと、日産を入れてしまうと、その技術はそのまま親会社ルノーとその提携先のメルセデスに流れてしまうからです。
    日産はEV技術の提供の代わりに高級車技術の提供を受けるようですが、あまりに代償が大きい、不平等提携だと思います。
    フラッグシップの高級車が他社の技術のおこぼれなんて、存在価値ありませんし、安易にそうすることによる技術の喪失という損害の方が大きいと思います。
    三菱やクライスラーとの提携をみると、メルセデスは必要なものを頂いたら、用はないと判断した途端に、まだこちら側は必要だとしても提携を解消してくると思われますしね…
    ただ、充電器などのインフラに関しては、日産も含めて日本が統一規格を主導していってほしいですね。
    モーター等は各社切磋琢磨してほしいですが、トヨタ、スバル、ダイハツは(あるいはマツダも!?)エンジニアリングは共通となっていきそうですね。
    ただ、トレジアを見ると、ダイハツ化しつつあるスバルの将来が不安になります。
    経済的な効率の面からすると、全ての共通化は価格の面からも含めていいのかもしれませんが、
    車ファンとしては面白味がない(ユーザーが白ける)ことと、
    日本メーカーとしての競争率は落ちるので、日本としての技術進歩の鈍化にならないかが心配です。
    ただ、バッテリー、インバーター、電動エアコンに関しては大賛成です!
    是非ともやってほしいですね。

  4. eburico より:

    国沢先生、流石です。私も以前から同じ意見を持ち、色々な書面に目を通しても、この様な事を書かれている先生方は居られませんでした。
    処が世界情勢は待ったなしです。
    例えばバッテリーなど、日産NEC連合が強いとは言え、Panasonicや三洋、ユアサが連合を組んで協力し合って一つの物を作り上げた方が開発スピード向上やコスト回収の目途などに有利に働く事、間違い無しです。
    しかし、日本企業は一端イイ物を作ると…毎度、調子に乗って、その場であぐらをかいてしまい。気付いた時はに既に遅く外国勢に抜かれています。これはサムスンに抜けれた日本メーカーの構図、まるでウサギと亀です。
    折角、マツダがSKY-Dと言う画期的ディーゼルを開発しても一社ではどうにもなりません。今こそ日本メーカーは、己の体面を捨て、手を取り合うべきです。

  5. tonpochi より:

    2020年までに1990年比Co2の25%削減をするとしたCop15の公約をレースと考えた場合、今年がそのスタートです。
    しかし、EV車に対する助成金は3月3日で、住宅用太陽光発電システム設置費補助金も3月31日で終了します。
    レースで言うなら、スタートはしたがローギアのままな状態です。
    このままでは、EV車を購入するのも太陽光発電を付けるのもごく限られた人だけにとどまります。
    住宅の太陽光発電で発電した電気の利用や、EV車の電池を蓄電池として利用することで地域の電力供給を担い、発電所の発電量を押さえてCo2を削減する、日本版スマートグリットは絵に描いた餅となってしまうでしょう。
    10年後に日本の25%の自動車がEVになったとしても、発電所の発電量が25%増加したのでは目標は達成できません。有炭素燃料を使用しないグリーン電力も相応に増やさないとレースには勝てないのです。
    COP15でこのことを公約した人も、我こそは坂本龍馬と言っていたその弟も今何しているんでしょう。日本国としてのレースなので1政治家の棄権ではすまないのです。
    私が政治家だったら、EV車と太陽光発電システムを一緒に購入する人に無金利で20年ローン可能な貸付を行います。
    あと、スマートグリッドを進める為には、自動車メーカー、電力会社、IT企業、家電メーカーが連携しないといけません。今こそ政治の強いリーダーシップが必要です。現代版坂本龍馬はいづこに?

  6. 日本 より:

    日本人って
    ・全く互換性のないワープロ
    例:東芝ルポ、富士通oasys(オアシス)、シャープ書院 …
    ・ばらばらのMS-DOS導入
    例:日電DOS、東芝DOS、日立DOS、…
    ・数ミリ違いの多様な規格
    例:関西・関東・公団…仕様のサッシなどの建具
    ・12社もある自動車製造会社
    トヨタ・日産・ホンダ・鈴木・富士重工・ダイハツ・マツダ
    三菱・日野・いすゞ・日産D・ふそう
    この国は未だに戦国時代

  7. さね より:

    自動車を開発してる人や経営者の人のことは昔の有名な方意外は全くしりません。でも端から日本車見てるかぎり無理でしょう。坂本竜馬ファンてゆう時点で坂本竜馬の生き様に憧れてる人達なんだし、頑張っても坂本竜馬になれません絶対。そうゆう生き方できる環境でなさそうだし、サラリーマンとしてまずは会社内で無難に失敗しない家族養うなどなど大変なんじゃないかな。と思います。まずは燃費最高と唱ってるCVTをわが社は損はするがツインクラッチなり多段ATに投資します他メーカーにも安く売ります! て、ぐらいのことを重役に相談も無しにマスコミにぶちあげることぐらい出来る人いたら変わる感じします。

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