マイクロバスへの追突事故、自動ブレーキで防げたか?(25日)

徳島県の高速道路で路肩に止まっていたマイクロバスに大型トラックが追突。マイクロバスのドライバーを含め2人亡くなってしまった。こういった典型的なドライバーのミスで発生した事故で必ず行うべきは、責任の追及でなく再発防止策。今や安全技術は進んだ。最新の安全装備で防げた可能性はあるだろうか?

まず事故の内容だけれど、状況から容易に推定出来る。マイクロバスは故障で路肩に止まっていたと言われているけれど、間違いなかろう。もしユックリであっても動いていれば損傷の少ない車体前方に座っているドライバーが亡くなるようなことなどない。エンジンなどの故障で点検していたと思われる。

この手の事故で車外に出ていた人が亡くなるケースは少なくない。点検などしていたなら車体に挟まれてしまう。本来なら三角停止表示板を車体から少なくとも50mくらい後方に置き、乗っている人を全て降ろしガードレール外側の安全な場所に移動させるべきだった。

また事故現場の手前で2車線から1車線になっている。走行車線を走っていたトラックは、本来なら右車線に移らなければならないのだけれど、意識がハッキリしていなかったか、はたまた強引に右に入ろうとして失敗し、そのまま路肩に止まっていたマイクロバスに追突している。居眠り運転では珍しくない事案だ。

現在標準装備化が進んでいる安全装備で避けられるだろうか? 残念ながらレーダー単独で使っている簡単なシステムだと対応は難しいかもしれない。もちろん作動する可能性は90%以上あるものの、路肩に止まっている車両だと判定したら確実と言えない。やはりカメラと併用しなければ難しいと思う。

カメラ併用式であれば、そもそも車線変更しなかった時点で音と警告灯による『車線逸脱警報』が作動し、ドライバーに注意喚起する。それでもブレーキを掛けなければ、停車車両に対しブレーキングしながら追突したと思う。ちなみに停止している車両を検知して完全停止出来るのは50km/h程度まで。

ということで、今採用されている自動ブレーキでは高速道路上の追突事故を防ぐことは出来ない。もし路肩を含む高速道路上で動けなくなったなら、全員クルマから降りて安全な路外に出ること。雨など見通し悪ければなおさら。ドライバーは安全を確認しながら三角停止表示板を出し、連絡して救援を待つ。

また、今回の事故に限っていえば、整備状況が気になる。そもそもマイクロバスで走行不能になるようなトラブルは危険。事故を起こしたタイプのマイクロバス(三菱ふそうのローザ)は新車から15年程度経過し、ウオーターポンプや発電機など走行不能になるメカニカルトラブルが出る頃合い。

景気の低迷でクルマを長く使うようになってきた。驚くべきことに車齢20年以上のクルマすら珍しくない。乗用車に乗っている人を含め、登録から10年以上経過したクルマは、1度ディーラーで点検して貰うことをすすめておく。

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